この度、かなめ測量株式会社を
代表取締役の高島和宏と申します。
平成8年から18年間、
国土交通省国土地理院におきまして基本測量に携わってまいりました。
基本測量は測量体系の出発点となる分野であり、
一番の基礎となる部分で社会全体に対して
お役に立てるようがんばらせていただきました。
人生の後半は、今まで培った経験と技術を生かし、
皆様にもっとも近い土地や建物の測量分野にて、
お客様一人一人に合わせてお役に立てるサービスを
提供していきたいと考えております。
住宅新築の際、建物を設計するための基礎資料として敷地の測量が必ず必要になります。間口、奥行き、形状、面積、高低差などが主に測定される項目です。当社では、それらに加え、敷地境界が不明や曖昧になっていないかも、重要な調査項目として取り扱っており、測量の際には、可能な限り隣地所有者の立会いの下、法務局に登記された台帳と照らし合わせて境界杭の確認を行っております。場合によっては、境界杭が曲がっていたり、抜けたりしていることもあり、元の位置に復元するための測量も実施する場合もあります。「杭を残して、悔いを残さず。」新居での円満なご近所づきあいに、少しでもお役に立てたらと思っております。
日常生活で北の方角が知りたい時は、コンパス(方位磁石)や太陽や星の方向を利用して測ることができます。ただ、この方法では、あまり精度が高くないだけでなく、コンパスの場合は近くに鉄骨の建物があったり、太陽や星は、晴れていないと測定することができません。当社では、GNSS(グローバルナビゲーションサテライトシステム)受信機を用いて、人工衛星からの電波を用いて、方位を測定する方法を採用しておりますので、天候等に左右されることなく、正確にかつ短時間に測定が可能です。近年では、太陽光発電を導入される方が増えてきており、「可能な限り高精度に真南に向けて設置したい」というご要望にも、十分ご満足していただけます。
無人航空機(UAV・ドローン)を使用した空中写真撮影による測量を実施しております。従来の地上測量に比べ、短期間で広大な土地を測量することが可能なため、大規模宅地開発、メガソーラー施工などに最適です。産業用賠償保険にも加入し、改正航空法に基づいた飛行許可・承認を得た上で実施しておりますので、安心してご依頼いただけます。
お客様により良いサービスをご提供するためには、最新の測量技術を単に導入するだけでなく、更なる高度化を目指して当社独自に技術開発するなどの研究活動が重要であると考えております。当社では、特に宇宙測地技術全般の知識を有しておりますので、電離層遅延誤差などGNSS測量などにおける誤差についてもお客様の求める精度に合わせた効率的な測量方法をご提案できます。近年、民間にも設置が認められ始めてきた電子基準点の設置について、当社においても取り組みを実施しています。